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2006-08-19 (土)

*映画::日本沈没

映画に誘われたので,行ってから決めた映画,日本沈没を見る.

原作はかなり前に読んだので記憶が曖昧ですが,雰囲気が違いますね.気づいた点とかをいくつか.

小野寺が活躍したはずの,深海の調査が少なすぎ.いきなり,地震から始まるのがびっくり.最初,実はこれって何かの続編?みたいな感じでした.日本沈没が明らかになるまでの過程が欲しかった.…映画化するには冗長だたのかもしれませんが,主人公の活躍が最後だけというのも.あとは,あの人はレスキュー隊員だったっけかとか.

現代風にアレンジされていたのはいい感じでした.ただ,「ちきゅう」が出てきた時点で,いったい何をやらかす気だ,という不安のような期待のようなものが.まぁ,あれはあれでいいのではないでしょうか.技術の進歩です.ただ,あれだけの人員と掘削船がありながら,潜水艇が2隻というのは….

田所博士がいい味を出していましたが,そのまますぎて,時代に逆らってそうなイメージ.変わり者なのは確かなんですが,なんであんなに古風な研究者のイメージなんでしょう.原作では,その時代から見て先端を行ってそうなイメージがあったのですが……どうだったかなぁ.記憶が曖昧.

映像では,火山の噴火の映像がリアリティーが無いというか,変な感じ.あと,最後に小野寺がしんかい2000で潜るシーンで水没した街がありましたが,ちゃんと海溝近くまでつれててやれよ…とか.あと,計算中のコンピュータの画面の数値があからさまに意味が無い.かなりよく見たつもりだけど,見覚えの無い数列.printf("%d\t",rand());〜みたいなことになってるんだろうか.gccとかのrand()が出す数列を見て「見覚えがある」と言える人も世の中にはいそうですが.

原作を知っていると,え?どうなっちゃうの?という感じで,あれよあれよと,そのまま終わりに…….そもそも「日本沈没」しないのか.ラストが全然違いますね.普通に考えると富士山なんか,もっと早い段階で噴火したりしそうですが,どうなんでしょうか.

色々書いてますが,面白かったです.たまには映画館もいいものですね.日本沈没は無いと思いますが,富士山の噴火や東海地震は近いうちに起こる可能性もあるんだよなぁ.なかなか実感は沸かないけど.

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